6/22に投稿した「相模原で薪を売るストレス」の答えが、突如見つかった!
その日は、月一度の横浜の母校の穴窯用の薪を納めた帰り道でお昼ご飯を食べようと、とんかつ屋のチェーン店「かつや」に入りました。
店内に入り、壁に貼られたポスターや卓上のメニューを見ると、とんかつと並び、エビフライなどのエビメニューが多く並んでいました。
それを見た私は昔からの悪い癖で、「さては、今はエビの仕入れが安いんだろうな!それでキャンペーンをやっているんだな!」などと勝手に内輪の事情を考察してしまい、気やすく「今ってエビの仕入れ安いんですか?」とお店のスタッフに聞きそうになってしまった。
が、とっさに次の考えが浮かび「この人もアルバイトだろうから、そんな仕入れの事なんか知る訳ないよなぁ」と考え直して、聞くのをやめた。
その瞬間、ビビビッと来た!!
何にビビビッと来たかというと、以前にブログで書いたお客さんに対していくらこちらがいい物をてすすめても、いくら心を込めて理屈ををひけらかしても、安い物を求めている若いお客さんには響かない、経験からくる知識も信用されないというストレスの話の答えをです!
そうかっ!ポイントは、話す相手がプロかどうかって事なのかっ!と
私たちのような昭和に育った古い人間は、昔からお肉屋さんではお肉のプロ、お魚屋さんではお魚のプロ、八百屋さんではお野菜のプロと、
専門店で買い物をして、世間話をしながらも様々な商品知識を学んでいたような気がする。
しかし、今の若者はどうだろう?
買い物と言えば、スーパー、コンビニ、食事と言えばチェーン店でするのが当たり前。
チェーン店のスタッフとは世間話をする機会もないし、仮に何か聞いたとしてもマニュアル通りの答えが返って来ると思ってる。
これはチェーン店のスタッフが悪い訳でもないし、今の若者が悪い訳でもない。
町の専門店が無くなり身近にプロと言われる人達が少なくなってしまった時代の流れが原因なのではないだろうか?
実際に相模原近辺でもアウトドアショップの個人店は3軒ほどしか見当たらない。
その他はみんな、大企業の資本が入ったお店か大型店ばかり。
当店もアウトドア専門店といえど、たかが開業5年目でまだまだのにわかではありますが、
自分の気に入った物、自信のある物を自分の意志で仕入れが出来ているというのは、強みであります。
さらには、地元の各種マイスター達から直接学び、毎日アップデート出来ているのも実感しています。
本社の意向や、ネットで商品を選別して仕入れをするしか方法がない立場とは大きな違いがあると思います。
なので例えばですが、当店は薪だけでも10件の仕入れ先があり、その中から厳選して良い物を仕入れています。
そのため、近隣では平均して最もよい品質の薪を販売しているという自負があります。
そんな理由で、専門店の商品をを安心してお買い求め頂ければなと願っております。
オマケ
最近これなら、常に安い方を求めるお客さんにも伝わりやすいかなと思いついた営業トークがあります。
「あるお店で豚肉を¥900で売っています」
「その隣には黒毛和牛が同じ量で¥1000で並んでいます」
どちらを安いと思いますか?どちらを選びますか?と